年配の方へは手紙を書くようにしている、川名慶彦です。
先導者の後に続く者
中学生1年から剣道を始めた初心者の僕は、近くの道場にも通うようになった。
そこの先生は、若くして七段を取得したと言われる強さで、『教士七段』らしいスパルタ教育で小学生から中学生まで剣道の指導をしてくださっていた。
防具一式リニューアルして9年ぶりだが本格的に剣道を再開したこともあり、その先生に手紙を書いて送った。
すると、早速お返事が届いた。
手紙のほか、全日本剣道連盟のカレンダー、道場の30周年記念手ぬぐい、教育奨励賞の記念手ぬぐいが同封されて送られてきた。
剣道の楽しさと厳しさ、そして精神を鍛錬することの奥深さを教えてくださったこの先生は現在、75才になる。
中学生だった当時、両手が上がらなくなるまでハードな稽古をしてくださったことも、心身ともに強くなるためだということが今ではよく分かる。
過去の自分を超える体験
近くの剣道クラブで少年や年配の方と稽古していて、ふと驚いたことがあった。
それは、「学生の時よりも動けている」ということ。
つまり、「大学生の時の自分よりも今の自分の方が強い」ことを実感してしまったということだ。
竹刀を交えた瞬間、相手がどう打ってくるかがある程度、動く前に分かるようになる。
そして、先手を打つ。
実際に数年稽古をしていなくてもそう感じたことの理由は、「気攻めでの剣道」が自然とできるようになっていたから。
ただ竹刀を構えて相手よりも速く打つだけの学生剣道ではなく、いかにして「先々の先を取るか」と思案したり、気合での勝負をする社会人剣道の面白さを体感している。
「気剣体の一致」の打突は、剣道という枠を超え、人生で何かをやり抜くことにも通じている。
まとめ
僕の生き方の土台は、13才からはじめた『剣道』で培われた。
「人生を後悔しない生き方」の思想になったことも、『剣道』を通して学んだ応用形になった。
夢を実現するためにやり始めた『インターネット』も、『スプレーアート』も、『盆栽』も、『陶芸』も、『執筆』もその他多くのことは剣道で鍛錬した精神・思想がベースになっている。
「キミは今時いないサムライか!」
原稿を渡した出版社の担当者からそう言われるのも、確かに分かる。笑
己に克つことを意識し続けて、目の前の壁を乗り越え、自分をアップグレードしていく。
それが自然と身に付いていたからだと思う。
そういったことを、ここに書きまとめた。
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