こんにちは、川名慶彦です。
剣道を一緒に稽古している学生が卒業しました。
春から新しいチャレンジ
「中学校で剣道をやめて、高校では軽音部に入る」
こういった学生と剣道をやっていた。
稽古の後、その男の子とその母親があいさつに僕の所へ来てくれた。
「夢はドラムのプロ。ドラマーになるために音楽の学校へ進学します。剣道は中学で辞めます」
15才のイケメンドラマーの卵、ぜひ夢をかなえてほしい。
アーティストというイバラの道
「(アーティストの夢を実現するのは)剣道の100倍、難しいですよ」
あいさつに来られたお二人に僕は経験談を話した。
剣道はあくまで実際に敵が目に見えるので経験がなくても、反射神経が良い人なら経験者にギリギリででも攻防ができる。
しかし、夢は目に見えず、思い通りにつかもうとしてもつかめない。
ましてや、ライバルがいる中、戦い勝ち抜かなければ実現しない。
だから、100倍難しい。
いや、それ以上かもしれない。
あふれる才能
「才能がありすぎて、剣道はつまらないだろうなぁ」
15才の彼の剣風を見ていたそう思った。
自分よりも強い人がいなくなると、歩む道で自分よりもに先に行く人がいなくなると、途端にやる気を失う。
だから、剣道を辞めて新しいことにチャレンジしたくなる気持ちも分かる。
まとめ
剣道を職業にする人は、学校の教師くらいしかいない現代、彼にはアーティスト(ドラマー)の夢を実現して活躍してほしい。
そして、剣道有段者のアーティストはそういないので、剣道で培った精神をアーティストの成幸に活かしてほしい。