盆栽のオークションに参加してきた、川名慶彦です。
ジジイの最高峰の趣味
千円単位で価格が上がって競りに落とす、オークション。
骨董品や絵画などではよく耳にしていたが、盆栽業界でもそれがあることを先月、初めて知った。
その理由はこちらの過去記事を参照あれ。
静寂に始まる奇妙な宴
暗くなってから半屋外に会場が設置され、参加費を払う列ができる。
(ビールを受け取る紳士もいた)
その後、弁当と飲み物をもらい、30人ほどの70代の男女たちと談笑しながら待つこと1時間。
(みんな白髪なので、僕だけ浮いている。笑)
オークションに出品されるものは、このようなレールの上を手動で流れてくる。
盆栽オークションの司会の推定75才の紳士が、ユニークに落札を促すトークをし続ける。
様々な鉢や樹、花、たまにメダカが流れてくる盆栽オークションの前に、「こんな盆栽ってあり!?」と目を付けていたものが1つがあった。
そして、できればそれを落札したいと、オークションの雰囲気を楽しみ、ジジイたちに囲まれながら思っていた。
まとめ
オークションで初めて落札した盆栽は、『柚子』の樹。
樹に対して黄色の実が大きく、インパクトがあって、希少価値が高い。
「盆栽=松柏」と思いがちだが、意外性があるものの方が僕は好きだから、これを落札した。
冬はほとんどの樹は落葉して枝ぶりを見せるため、「目利き」のレベルが上がる気がする。
それは、新芽や花芽など春夏秋冬の状態をイメージできないと、容易に落札できないから。
また、ほかにも箱いっぱいになるくらいの樹々を手にすることになった。
自宅に運ぶまでが大変だが、「どういう風に仕立てにしようかな」とイメージを膨らませながら帰路に着く。
それが右脳の活性化になり、アートも含め、創造するエネルギーとなる。
何もない空間から、どういう美を完成させるか。
盆栽から人生の道を学ぶキッカケを、75才の紳士にいただいた。
感謝。
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