2016-05-24 11.29.54

 

 

2016-05-24 11.36.36

 

花屋さんなんて、今まで行くことがなかったが、最近は見つけたらフラリと立ち寄ってしまう。

 

母親の植物好きから伝播して、観葉植物、多肉植物、山野草、盆栽と、多種多様な『緑の生き物』と接するようになった。

 

毎朝の散歩コースから見える木々や草花の変化すらも、感動的に心躍るほどジジイ化してきた。笑

 

山に生息するコケ、路上で地味に這っているコケ、パック詰めにされているコケなど、花や木に比べれば脇役中の脇役的な存在、コケ。

 

一見、無価値のように思えるコケは、水を浴びると別の顔を見せる。

まるで、下向きで歩いている男の子が、上を向いて走り出すかのように。

 

こうして、元気な緑の生き物からいろんなことを学ばされる。

 

 

2016-05-24 11.18.32

【ヤマアジサイ、モミジ、ナンテン、マツボックリの寄せ植え】

 

オリジナルの感性で素材を鉢に植え込んだ『ヤマアジサイ』が、もうすぐ1才になる。

 

そしていつの間にか、松もの、雑木もの、花もの、実もの、草もの、苔もの、ほぼ全種類の草花木苔を触るようになっていた。

 

完成されたものを購入して置くことは簡単で、誰でもできる。

 

しかし、鉢に赤玉土を敷いて、苗を素手で植え仕上げてみると、感性がダイレクトに反映されることが誰でも分かる。

 

・角度

・根上がり

・枝振り

・葉刈り

・芽摘み

・統一性

 

奥が深くて、一生続きそうだ。

 

おかげさまで高齢の友達が増えたが、『老後の趣味』が『老前の趣味』になってしまった。笑

 

この歳でも『盆栽』の展示会や雑誌を観て、心が踊る。

 

写真は空間を意識しながら自分なりの美でつくってみた盆栽アートたち。

 

2016-05-24 11.22.08

 

2016-05-24 11.35.28

 

癒やしと学びを、ありがとう。

すべてをアートの肥やしにしよう。

 

 

●今回の『知覚動考』

 

完成することはないんだよ。

だから、おれの仕事も終わりがないのさ。

by 高橋武市(造園家)

 

 

関連記事

  • 関連記事
  • おすすめ記事
  • 特集記事
TOP