こんにちは。芸術起業家・川名慶彦です。

中学生の時、剣道の師範からこう教わりました。

 

先々の先を取れ

 

「先々の先を取れ」とは、「相手が考える打ち方よりも三手先を読んで自分が先に打ち勝て」ということ。

 

つまり、対戦相手の行動はもちろん、雰囲気や思考までも読もうとする気迫で試合に望むことを意味する。

 

僕の剣道のスタイルは「ガンガン前に出てスピードで勝負」という感じだったが、それは生き方にも反映されているようにも思える。

 

しかしながら、「先々の先を取れ」とは剣道の教えだけでなく、例えば『IT業界』にも充てはめられる。

 

企業広告有りの『無料メールマガジン』しかなかった時から、有料で独自の『メールマガジン』をやり続けた人だけが大きな得をする。

 

企業広告有りの『無料ブログ』が流行した時には、すでに『無料ブログ』を辞め、有料で独自の『ブログ』をやり続けた人だけが大きな得をする。

 

無料で創れる綺麗なデザイン性を重視した『ホームページ』が流行した時から、他とは差別化した戦略的でブランド化した『ホームページ』を構築した人が大きな得をする。

 

無料で投稿できるフェイスブックやツイッターなどのSNSの流行に流されることなく、多様性ある独自の『コンテンツ』を構築し続けた人が大きな得をする。

 

『Youtube』での動画投稿主『ユーチューバー』という呼び名が作られる前から、インターネットで『動画』を配信し続けた人だけが大きな得をする。

 

というようにIT業界だけでなく、何かの分野で名を挙げる人は必ずこういったことをコツコツやっている。

 

僕もパソコンを触り始めた9年前から、こういう「先々の先を取れ」を実践している。

また、7年前からは『スプレーアート』にも応用して実践している。

 

がしかし、実際は単調な作業だし地味すぎる。苦笑

 

だから、それを続けられる人は少なく、『テレビ』など子どもでも一発で分かるメディア媒体の方が目立ち、「そっちの方がおいしい」と目移りするわけである。「隣の芝生は青く見える」だけなのだが。

 

地味で単調な「草の根活動」があってこその「目に見える結果」だということを、多くの人は知らない。

時間があるなし関係なく、睡眠を削って一人静かにパソコンとにらめっこしてる姿なんて見せないし、努力話や苦労話を延々としても意味はない。

 

 

地道で先々の先を取る努力こそが、最大の近道

日の目を見ず、細々と目立たずに生きたい人には関係ないが、

「誰もがやるようになってからスタートしたのでは遅い」

ということが断言できる。

 

「時代に乗り遅れる」ことばかりやっていては、たいして効果は得られない。

つまり、そうした行動は「報われない努力」になってしまうということ。

 

では、何を、どんなことをすればいいのだろうか。

 

読者ご自身で考えてほしいことだが今現在、一つ挙げるとするならば『電子書籍』の出版がそれに入る。

 

無名の作家が紙の本が出しづらくなった『出版業界』は今後確実に、電子の本『電子書籍』がブームになっていく。

ましてや、文字通り「誰でも出版が可能になった」という革命的な時期に直面していることを、多くの人は気づいてすらいない。

 

しかしこれも、周りに『電子書籍』をやっている人が大勢いるようになってからスタートしたのでは、遅い。

参入者が増えているが、ほとんどやっているいない今が「先々の先」の「先」に値する。

 

つまり、やる人が少ない時に先に参入した人は、後に参入した人より圧倒的に有利になるからリスクを負う分、『先行者利益』を確実に得ることになるわけである。

 

みんなやり始めたら、当然そこに『先行者利益』はない。

 

先行者が与えられる本当の利益とは、単にお金ではなく「凡人でも天才に追いつける逆転ホームランに化ける可能性が高いバット」のようなもの。

 

だから超凡人の僕は毎月、電子書籍をコツコツAmazonに出版している。

人生では仮にホームランを打てなくても、一塁に出れるヒットでもバントでも打てれば万々歳なのだ。

 

「自分は天才ではない」

そう誰よりも理解しているから、地道なことの積み重ねをするしかないのである。

 

「努力ができる天才ではないですか?」

なんていう人は本気の努力をしたことがない、ただの皮肉屋でしかない。

 

 

12冊目の電子書籍は、『脱サラ芸術起業』

今月で12冊目の電子出版となる電子書籍は、自伝本の原稿を元に加筆修正して超ボーリュームになった。

 

電子書籍12冊目「脱サラ芸術起業 ~凡人でも人生を自由自在に楽しむ秘訣~」

 

cover12

 

電子書籍の中身(内装)の見出しや装飾などを手掛ける協力者が現れたため、完成度が高くなったと思う。

 

電子書籍をやってみたい人、ぜひ一緒に地道にやりましょう。

 

関連記事

  • 関連記事
  • おすすめ記事
  • 特集記事
TOP