「人生は航海だ。
船長にすべての決定権がある。
船長は自分か?それとも他人か?
一度の人生、自分自身で自由に操縦したいものだ。」
お金・地位・名誉…それらの現実面を手にすれば
幸せな人生が送れると10年前は思っていた。
しかし、それは己を解放すればするほど
「幻想」だと気づくことになった。
お金を得るために時間と本心を売ることでも、
メディアに露出してスポットライトを浴びることでも、
周囲や権威者にチヤホヤと賞賛されることでも、ない。
僕が本当に欲していたことは
俯瞰した人生の道をコントロールできる「自由」だった。
それはまるで人生と名の航海で、
操縦席に座る「船長」になったかのようである。
行き先も、食事も、武器防具も、仲間も、
すべて船長が決定しなければならない。
人生の航海を他人に委ねることは、ある意味、楽であろう。
なぜならば、「自由」と一緒に「責任」が着いてくるからだ。
それでも、たった一度の人生ならば、
自分の船の行き先は自分で決定したいものである。
後悔しない最高の人生の航海を進むか否かを自分次第で
決められる「自由」が、人間には平等に与えられている。
*
北海道に着く道中、停電で4時間も止まった
新幹線の中でふと思ったこと。
これだから旅は、
人生の旅はオモシロイ。
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