こんにちは、芸術起業家・川名慶彦です。
完璧を目指すが、あえて完璧にしない
人間の生き方は2つに大別できる。
完璧主義か、非完璧主義か。
仕事にしろプライベートにしろ、人生には強力なスキルという「見えない武器」を持っているかどうかで天地の差が生まれる。
そこで僕は、「100点はなく、80点を確実に出す完璧主義」という思想を目指してる。
「合格ライン」と呼べる80点とは、その道のプロフェッショナルな職人に認められる段階のこと。
「ん! こいつなかなかやるな!」
「お店で出してもいいな!」
「テレビでも取り上げられるレベルだな!」
・・・・・・
そう思われるほど、腕を磨いたら「合格ラインに達した」と言える。
凡人の秘策
僕は1つの道だけを極める「超職人タイプ」を目指してはいない。
どちらかといえば、合格ライン以上の道を複数進んでいる「同時進行型マルチタイプ」を目指している。
なぜなら、『アーティスト』は基本的に1つのことをやるが、他分野をいくつもできる方が価値が高まると考えるからだ。
たとえば、『絵画』からスタートし、器を手びねりで制作する『陶芸』もやり、老人の趣味と思われる『盆栽』も愛でる。
『盆栽』に使う鉢を『陶芸』で作り、仕立てる。
それをインテリアとして室内や庭に展示するために、畳をフローリングにするために床材を敷き詰めて『塗装』する。
テーブルやイスなどの『家具』も制作して、手打ち『蕎麦』を蕎麦粉と水を合わせて練って切り、ゆでて氷水で冷やした『せいろ』をそこで食す。
と、このようにメインの軸となるスキルに付加価値となるサブのスキルを追加していく。
すると、単なる絵を描く『スプレーアートアーティスト』ではなくなる。
WEBサイトなどのコンテンツ制作はもちろん、本を出版するための『執筆』活動もおこなう。
スポーツで例えるならば『野球選手』がメインだとしても、『ゴルフ』や『テニス』、『砲丸投げ』、『釣り』など他分野をいくつも合格ラインに達するようなもの。
しかしながら、1つの道で100点を出すプロフェッショナルの多くは、生まれ持った能力と運を活かした『天才』たちばかりだ。
だからこそ、僕のような一般人以下の『凡人』は80点を確実に出せるようになる努力をしなければ負けてしまう。
そして、100点をたたき出す『天才』に追いつき、追い越す秘策こそが「80点の連続打ち」になる。
100点を出す人と80点を出す人では、当然、「100点を出す天才がすごい」と社会的に評価される。
だからその20点の差を、「複数の80点」で埋めるわけである。
そういった理由で『陶芸』『盆栽』『蕎麦』『剣道』『家具』『塗装』など、幅を広げている。
しかしあくまで、『スプレーアート』を原点とした『アート』という目に見える創造的な能力の向上が目的だ。
こうして僕がいろいろなことをやったとしても、当然、マスメディアなど表面的に見える人物像は『アーティスト』として映る。
つまり、その『アーティスト』像を唯一無二の存在に仕立て上げるために多くの階段を自ら用意すると、「真似したくても真似できない境地」に達することができる。
オリジナリティがあるオンリーワンであり、先駆者としてその道を真っ直ぐ進める。
僕はこの思想を『剣道』を実践することから学ぶことができたと思っている。
そう考えながら、2017年の下半期は『寿司』職人のスキルを習得するつもりだ。
「寿司こそが、世界中で一番美味しい料理なのではないだろうか」
海外を旅してきてこう思えるから、やはり、自分で握ってみたい。
ひとまず、3年かかるところを3ヶ月で合格ライン以上に達することを目指していこう。
まとめ
このブログは、かつて何の取り柄もなかった超凡人の自分へ向けて更新している。
「この思想と実践を大学生の頃からインストールしていたら、余計な遠回りをしないで目標達成していた」
そう思える内容をストレートに公開している。
誰のためでもなく、過去の自分を救うために。
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