結婚披露宴でスプレーアート・ライブペインティングパフォーマンスをしてきました、川名慶彦です。
誰しも死に向かって生きている
以前、ブログに「高校時代の友人の死」について書いた。
30才という若さでこの世を去った彼は僕に、「生命の尊さ」と「全力で生き切ること」を教えてくれた気がする。
結婚を控えていた彼は、結婚披露宴の余興で僕に『スプレーアート』のライブペインティングパフォーマンスを依頼するつもりだった。
しかしそれは実現せず、時は流れた。
そして今回、その彼の妹さんからのご依頼があり、彼女自身の結婚披露宴でそれを実現できることになった。
おめでたい場所で死を伝える
『結婚式』・『結婚披露宴』には、ご両家の方々含め、多くのご友人が集まるおめでたい場所。
そこで10分ほど余興の時間をいただいたので、「生命の誕生」というテーマで『スプレーアート』作品を描き上げた。
写真撮影が終え、その後のスピーチでは基本的にタブーとされる『死』について、あえて話してみた。
子どもいればご年配の方もいるこの結婚披露宴会場。
『死』が絡んでいないと僕はこの場にいなかったため、『死生観』を伝えるには適していると判断したからだ。
どう捉えるのかは、個人それぞれ。
妹さんのお腹の中に新しい「生命の誕生」があることを踏まえ、スピーチもライブペインティングも成幸に終わった。
まとめ
『スプレーアート』を始めてから、『結婚披露宴』での『余興』で披露することはかなり多くなった。
学生時代、人前で話すことが苦手だったが、もっとも緊張すると言われる結婚披露宴会場で何度もスピーチすることになるとは思ってもいなかった。(上司でもないのにね)
そういう意味では、かなり成長させてくれる環境になっていた。
今では「アートを入り口として何かを伝える」ということが楽しく、同時に生き甲斐を感じている。
そして常に、『死』を念頭に置き、『生』を全うするために一瞬一瞬に全生命を注ぎ込む。
こういったことを無意識でもできる人でありたい。
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