こんにちは。
まだまだ彫刻に慣れず、ハンマーで左手を打ってしまう川名慶彦です。
なぜ、彫刻をやるようになったのか?
木を彫って作品にする木製の彫刻がメジャーである。
しかし、僕がやってみたかった彫刻は『石』が対象だった。
ひび割れたり、劣化がほぼないという利点のほかに、単に「子どもの頃から好きなもの」だったから。
川や砂利道でお気に入りの石を見つけては、拾う。
拾っては自宅の机に大事にしまっておく。
まるで生き物のように扱っていたことを今でも覚えている。
誰でも知っている石、大理石
多種多様な石が存在するが、もっとも高級であって誰でも知っている石といえば『大理石』だろう。
大理石とは、石灰岩(ライムストーン=貝や動物の遺骸等が海の底で積み重なって固まってできた石)が熱と圧力による結晶化で堅く変化した石のこと。
ミルクのような白さに独特の模様や光沢があるこの石は、ヨーロッパやアジアの一部で採取できるようだ。
インターネットで彫刻について調べると、マニュアル本はもちろんのこと初心者向けのノウハウが皆無に等しく、彫刻家や大学の教授に聞くしかないと思った。
縁あって彫刻家・大学の教授と会えたので、貴重な大理石の塊を譲ってもらえるルートができあがった。
たいして迷わずに、僕は『大理石』の彫刻をやることに決めた理由は、もう一つある。
過去の人生でやっていたこと
それは、24才の時にある人から言われた不思議な話だ。
「何かのアートをやっていますね。あなたは前の人生で、絵画や彫刻をやっていましたよ」
初対面の人にこう言われ、それが数年経った今も頭の片隅にあったからだ。
※下記、3年前の過去記事を参照
バリ島にひっそりと住む魔老女との出会い
それだけではない。
昨年、インドネシア・バリ島を旅した時に出会った不思議なおバアさんにも、似たようなことを言われた。
「キミは目に見えないものを目に見える形にする能力がある。彫刻もキミのギフトだからやってみたらいいよ」
(この女性にはほかにも「モノの創造にフォーカスすること」「流れる滝のように生きること」「歳を重ねるほど成功する」「30代これからさらにおもしろくなっていく」など、いろいろと助言をもらった)
このような精神的な世界も関与し、オリジナルの大理石彫刻の旅がスタートした。
まとめ
古民家アトリエ『藝術時空館』で大理石のアート作品が置かれるようになるまで、どれだけの月日がかかるだろうか。
2つのパーツを1つにする構成をイメージしている。
ただ飾るだけのオブジェではなく、実用性・機能性を重視した大理石アート作品に仕上げるつもりだ。
気が遠くなるほどの工程だが、「石と向き合うこと=己と対話すること」を実感しながら楽しもうと思う。