「あけましておめでとうございます」
という定型文的な挨拶と共に一つの神社に数万人は足を運ぶ初詣。
多くの人が正月に神社に行き、賽銭箱に小銭を入れてパンパンと手を叩き、願い事を懸命に念じて神様にお願いしている。
しかし、年に一回お願いしたからといって、万人の願いをかなえてくれるほど神様はヒマではない。
「正月だけ行列ができるほどぎょうさん参拝者がおると、年に一度だけ来てくれた人の顔と願い事を一致させてその上かなえるのは大変なことやねん」
と神様は思われるらしい。
ほかに神様の特徴としては、参拝する回数、参拝時の服装、参拝の作法、初穂料などを軸としてに『えこひいき』を徹底している点だ。
『えこひいき』とは響きが悪いかもしれないが、やはり本気の人には本気で恩恵を与えるように、神界ではルールが決まっているのだ。
そして、もう一つ重要なことは神様は『紹介制』にこだわるという点だ。
「こやつの紹介なら、願い事かなえる順番、早めにしたろか」
そう神様は思われるらしい。
一見(いちげん)さんよりも紹介してくれる参拝者と一緒に行くと、本当に割り込んで願い事を実現させてくれる。
神様はもちろん、本物の力がある神主さんは対峙した瞬間に
「むむ、神道の家系の者だな」
と見抜き、より真剣に対応してくれるのは経験済み。
毎年主催している少人数限定の『伊勢神宮参拝ツアー』は、来年3月25~27日を予定している。
●大和魂を覚醒させるセミナー
先月、少人数限定で初公開した『真・芸術精神論 地之巻』が好評だったので、その続きの『水之巻』も公開する。
19代目神主の祖父から学んだことも含め、『水之巻』は神道の基礎から奥義まで、日頃やるべき実践方法をくわしく解説していく。
やはり、本やインターネットなど誰でも情報収集できるはずがない知識を、取り入れられるか否かで、雲泥の差が生まれてくる。
当然、伊勢神宮での参拝前にレベルアップできれば受ける恩恵も大きくなるわけだ。
<セミナー詳細>
日程:1月28日(木)
時間:13~18時
タイトル:真・芸術精神論 水之巻
場所:西荻窪 杉並会館
その他:19時から食事交流会(任意)
参加希望者はメールにてどうぞ。
●今回の『知覚動考』
今の世の中じゃ、ウサギは途中で昼寝なんかしない。
他のウサギと競走中で、カメにかまっている暇はない。
by 北野武(芸術家)