「一生に一度は出版したい」人へ。

 

●なぜ電子書籍時代が到来するのか?

 

今年からAmazonで電子書籍を出している。

 

審査などもあり、発行まで最初は戸惑ったが、今ではマイナビからのも合わせれば9冊になる。

 

一般の紙の書籍は1,500円前後するものの、電子書籍は99円~数百円で購読できるため、かなり手軽に学びやすいツールとなった。

 

データに重さはなく、持ち運びもiphoneなど端末機器やパソコンでどこでも読める。便利な時代だ。

 

本棚にあった400冊ほどの本を電子書籍として、電子化(自炊)できた。あと200ほどかな。

 

最近まで部屋の半分は本の柱が並ぶほど増えていたので、本にどれだけお金を費やしたのか驚くほど分かる。

 

オススメされた本なら1冊5千円1万円はもちろん、数万数十万円の蔵書でも自己投資で知恵に変えていった。

 

「三度のメシより本が好き」

 

18才の頃から本を読みまくったからこそ、本を書く楽しさも出版する難しさも分かるようになった。

 

「作家の周りは作家」

 

出版する前はそう聞いていたが、確かに作家の友人がここ2年ほどで一気に増えた。

 

出版パーティー、出版講演会、出版サイン会などで「出版という同じ夢を追っていた人」が、作家として認められる披露舞台は、いつ行っても刺激を受ける。

 

北海道・函館ツタヤ書店でのスプレーアート実演&出版講演会が懐かしい。

 

それと同時に、「本出した人すげー!」とこれまで思っていたが

「この人も出版までにあの長い工程を踏んできたのか」

と冷静に思えるようになった。

 

 

「百聞は一見にしかず」

「百見は一動にしかず」

 

なので、本という物質・媒体そのものの存在に感謝。

「本さん、ありがとう」という感じ(^^)

 

この現実世界に「紙の本」はずっと残るが、どんどん出版社がつぶれていく根本的な原因は電子書籍がメインとなっていくということ。

 

僕は読者として本に助けられたぶん、作家として紙と電子の出版で業界にお返しすると決めている。

 

「いつか出版したい」人は、原稿をとりあえず書いてみることをオススメする。

 

 

●今回の『知覚動考』

 

新しい言葉なんてどこにもありはしない。

ごく当たり前の普通の言葉に、新しい意味や、特別な響きを賦与するのが我々の仕事なんだ。
by 村上春樹(作家)

 

 

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