超修行してきました、川名慶彦です。
今回は、高齢の友人交流について。
元気に死ぬにはどうするべきか?
「心身が不自由な状態で、長生きしても仕方がない」
そう考えて元気な心身を創っている「全員75才以上」というおもしろいイベント。
名前は、『ピンコロ』ツアー。
海外で知り合った人に誘われて、(僕はまだ30才なのだが)合流する流れになった。
「ピンピンコロリ」=「元気にピンピンしているうちにコロリと死ねたらいいね」を略して『ピンコロ』というらしい。笑
確かに参加している人みんな高齢だが全員、心も体もピンピンしていることは間違いない。
リスペクト・ジジババ
「お先に(あの世)行って待ってるわ。オホホ」
軽快な足取りで陽気な77才の洋子さん(仮名)。
「毎日、誰よりも人生、楽しんでますよ」
奇抜な服装で来た78才の健一さん(仮名)。
「まさか誕生日と重なるなんて」
傘寿のお祝いを受けてほほ笑む80才の慎二さん(仮名)。
ひょんなことから、75~80才の男女15名と奇妙な散歩をしてきた。
長寿の秘訣は両足にあり
30代の僕は当然だが、高齢の方々の健脚には驚いた。
坂道でも石階段でも、速度を落とさずスタスタと歩いていく。
エスカレーター・バス・車など便利な乗り物がある現代、「時間をかけて歩くことに、ためらいがない」という思考を長年持ってきた人ばかり。
「心身に無理なく、たんたんと、歩く」
健康の秘訣は、実にシンプル。
要は、そのシンプルなことを、シンプルにできるかどうか。
ポジティブな宴会
みんな、暗黙のルールの上で自由に交流する。
タバコを吸う人はいない。
一日中、杖をついて歩く人もいない。背中が丸まっている人もいない。
国や他人や環境のせいにする人もいない。
世間体を気にする人も、他人に迎合する人もいない。
愚痴・不平不満などマイナス言葉を吐く人もいない。
50も年が離れていようとも、説教をする人もいない。
喜怒哀楽、感情のコントロールができない人もいない。
逆に、学生のようにハツラツとした言動を見せ、「なぜ、違和感なく貴君はここにいるの?」という同レベルの目線で接してくる。
それに対して、僕は「今の若者らしい」と思われる生き方や思想を提示する。
すると、今までにない刺激(価値観)を受けてまたイキイキとした心になっていく。
「ないものを受け合い、あるものを与え合う」
ライフスタイルの価値交換。
老若男女にある精神の好循環。
それが実現可能となってさらに高みへ導く、個々で自立した精神年齢の高い人たちとの御縁・巡り合わせには、感謝の念しかない。
やはり、精神年齢が高い人たちとの交流は居心地が良い。
まとめ
「人生、どれだけ、楽しめるか」
「後悔しないよう、一つ一つに全力を尽くせるか」
「そのために元気な心身は土台になる」
ここのみんなは、人生をこうポジティブに突き詰めている。
余分なことをできる限り削ぎ落とせば、自然とスマートな生き方になる。
一般的には『老年』『老人』と言われる70代・80代から吸収できた言動・思想が、僕を帰路に着くまで深く反芻させた。
やはり、人生の終焉は「意図的なピンピンコロリ」がベストだろうか。
「娘や息子は50代」というみんなの中に溶け込みながらの集合写真撮影。
さて、30代どう楽しんでいこうかな。
コメントを投稿するにはログインしてください。