こんにちは、川名慶彦です。

GW中に『マトリックス』の世界に行ってきました。

 

脳を未知なる世界へ誘う摩訶不思議なカギ

人間の脳はいまだに解明されていないことが多く、脳の多くの領域は眠ったままである。

 

それを少しでも意識的に使えるようになると、驚嘆、感動を超えた無限の世界に踏み込むことが可能になる。

 

学問や自己啓発などかなり追求してきたが、それらの比ではない圧倒的なスケールの冒険であり、人生の真理を垣間見れる。

 

今回ゴールデンウィーク中、固形物なしの断食を5日間続けて仮想世界と現実世界を行き来することにチャレンジした経験を、ここに書き留める。

 

 

何が現実で、何が仮想なのか

断食で身体はもちろん、心もかなりクリアにした。

 

1、2日間など短い期間の断食は趣味レベルにおこなっているが、3〜5日間以上の断食はかなり気合を入れないとなかなか体現できるものではない。

 

この現実世界からマトリックスの世界(仮想世界)に入り込み、超意識でその世界を体感するために、心身をクリアにしてから望むとより効果があることを理解していたため実験した。

 

映画『マトリックス』の主人公・ネオのように現実世界に疑問を抱き、『本当の世界』を望んだ者にしかこのカギは手にできないのだと思う。

 

それはかなりの覚悟を要することだし、一般的な常識からすればぶっ飛んでハズれた行為だと言えるからだ。

 

違法や不健康なことは僕はやらないので安心してもらいたいが、その観点からいうと人生観がひっくり返るくらいの世界だった。

 

ここからは様々な工程なしで没入してからの感想を述べる。

 

マトリックスの世界に没入する

夜10時、横たわる。

 

寝ている最中に観る夢の断片を、意識がありながらも観ている感覚から始まる。

 

現実世界に意識があるから当然、音ははっきり聞こえる。

 

目をつぶると夢の世界に入り、その夢を多少なりともコントロールできた。

 

「これは何だ?」と思ってよく見ようとすると瞬時にズームインしてその画面がアップに表示された。

 

これはまるで自分が高性能のサイボーグになったかのような感覚だ。

 

家族や人間が観えるシーンに移り、断片的に観えるようになる。

 

ここまでは意識的にある程度は操作できる夢の中を、現実世界に半分いながらにして観ていた。

 

しかしここから本格的に仮想世界に没入していき、それが加速的に展開される。

 

ジェットスターのように操作不能状態で、『走るままに乗っかって観る』しかなくなった。

 

意識的に夢を操作することが不可能になると、まるであらかじめ決められたストーリーがある映画の中を生きているような感じだ。

 

突然、昆虫になったり赤血球になって自分の血液の中に入り込み、血の激流に流されたりした。

 

現実世界の方に意識すると周りの音ははっきりと聞こえる。

 

寒さと暑さがランダムに襲ってくる。

 

極寒の地にいるかのように思えば、灼熱の太陽の下にいるかのように思える。

 

実際にブランケットを引っ張ったりはいだりしていたのを覚えている。

 

夢は起きてから忘れていくように、これを書いている時と仮想世界に入っている時と比べてかなり記憶が薄くなっている。

 

太古の昔、地球の起源のシーンを観た記憶もある。

 

「これはすげー!」と思わず叫びそうになったが、「これは現実なのではないか?」と冷静に考えることができたので流されるままそのストーリーを観ていた。

 

いつまでこのストーリーは終わるのだろうか。

 

いつまで終わるのかわからない自動再生する映画の中の主人公に強制的になった気分だ。

 

どれだけの時間が経っただろう。

 

20年くらい経ったかのように思える。

 

突然、水に浸るシーンに入った。

 

水面には波紋がなく、微動だにしていない静かで冷たい水。

 

それはシーンと静まった、冷気漂う音がない世界。

 

「これが悟りの境地か」と思ったほど、静かで心に波がたっていない状態だ。

 

その世界ではブッダのように座禅を組んでいた。

 

このシーンが終わると『自動再生する映画』の自動性がなくなった。

 

どうやらここでマトリックスは一区切りらしい。

 

つまり、意識的に仮想世界と現実世界を行き来できる状態に戻ったということ。

 

けどまだこの仮想世界の感覚を忘れたくなく、横たわったままの体勢をキープした。

 

半分現実、半分夢。

 

この状態も心地よい。

 

長い時を経て、現実世界に戻ろうかと意識を働きかける。

 

横たわる身体を起こし、完全に現実世界に戻ろうと意識した。

 

ふと時計を観たら、朝の6時だった。

 

そう、仮想世界では20年分生きたが現実世界ではたったの一晩だったのだ。

 

これの世界の広大に感動し、マトリックスの世界を楽しめた自分にも感動と感謝の念が沸き起こった。

 

言葉にすると『感謝』『愛』『宇宙』などの単語にしかならないが、それら無形の感情や想念の質・レベルが果てしなく深く、高い次元でインストールされた。

 

 

まとめ

 

まるでドラッグを服用したジャンキーのような感想にも思えるかもしれない。

 

頭が狂った変人のそらごとに思えるかもしれない。

 

それはそれでいいと思っている。

 

これは体験した者にしかわからない世界だからだ。

 

いくら聞いたとしても、実体験しないとこの感覚はわからない。

 

僕自身は生き方の精度を上げるキッカケになったし、数十年分生きて学べることをたった一晩で深く腑に落とすことができた。

 

またマトリックスの世界を体験したいし、そのときまで成長して違うテーマの自動再生する映画を観てみたい。

 

興味のある人は、映画『マトリックス』や『インセプション』を観てみることをオススメする。

 

おそらく、というか間違いなく、この映画を創った人は僕と同じ体験をしている。

 

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