10代から最速進化した最年少成幸事例。

 

●夢なき15才女子高生の進化

 

『スプレーアート』を路上でやり始めたアーティスト初期の頃、ある女子高生と出会った。

 

両親が離婚して、人生そのものを投げ出そうと精神的に落ち込んでいた彼女は、なぜか僕のブログを読んでくれていた。

 

「ママとの再会の場所へ」

そう選んだ場所こそが、僕がスプレーアートを路上で披露していた新宿の某所だった。

 

ライブペインティングを見に来た母子含め、僕を囲うように足を止めた数十人の他人は感動の目をしていたのを今でも鮮明に覚えている。

 

あれから数年過ぎた今日このごろ、路上で絵を2枚買ってくれたその女子高生と再会した。

 

偶然ながら、僕の家の近くの美容室で働いている21才になった彼女は『ヘアスタイリスト』という自分で見つけた夢を楽しく追っている。

 

そんな彼女は、どうやら「路上で絵を描く無名アーティスト」から「テレビにも出演するアーティスト」へと進化していた僕をみて感化されたらしい。

 

夢なき少女は今、ライバルが多い美容院の業界でまずは『ジュニアスタイリスト』に最速でなるべく、休日も仕事の前後も返上して人一倍努力している。いや、三倍かもしれない。

 

「先輩以上に最速で実力を身に付け、尊敬する人にも認められる結果を出す」

そういう決意を見せた『本気』の目はキラキラと輝いていた。

 

お茶しながらそんな目を見せてくれて自分事のように嬉しかった。

 

そして数年後、『トップヘアスタイリスト』として僕の髪をアレンジしているのかもしれない。

 

 

「人生、いつ本気になるの?」

 

結局、クチであぁだこうだ言うだけじゃ根本的に解決することはない。

 

無駄を省いて本気で最速の道へと動くから、周囲もそれに巻き込まれて本気になっていく。

 

どうせ本気になるなら、早めに本気になってあとでじっくり自由な時間を満喫した方がいい。

 

夢は無限だが、人生は有限なのだから。

 

 

●今回の『知覚動考』

 

死ぬ気で本気になってやってみろよ。

どうせ死なねぇんだから。

 

by インタビューで出会ったある経営者

 

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