むかーしむかし、あるお城に住む王様は念願の子どもを授かりました。
子どもの成長は嬉しいものでしたが、18才を超えると識力(学習能力)は低く、武力(運動能力)も低く、今後国を治める者として任せることができるだろうかと不安でした。
ゆえに、王様の側近である大臣に相談するのですが、
毎回、同じ答えが返ってくるのでした。
「王様、人それぞれの良さがありまして、ぼっちゃんは
ぼっちゃんなりの何かがいつかきっと現れるにございましょう」
大臣に相談しても何をすればこの不安が解消するか
分からず、王様は困り果てました。
三等兵は二等兵に、二等兵は一等兵に相談すればたいていのことは解決できるでしょうが、王様は国の一番上に位置しているため、相談相手がいないのです。
そこで、山奥で暮らしていると聞く賢者・仙人なら解決してくれるかもしれないと思い、すぐに探し出すよう兵士たちに命令しました。
悟りの境地に達する仙人は、不老長寿はもちろんのこと、難病を治したり、悪霊を払ったり、超人的な能力を発揮して世のため人のために尽くしておられました。
同時に表に出ることなく、ひっそりと静かに坦々と地味に暮らしているのですが、簡単に見つかる場所に住んでいるわけではございません。
仙人を探すも3年目、王様の悩みも限界がきてしまいには寝込んでしまいました。
それを小耳に挟んだ仙人は見かねて王様の住むお城に現れ、こう説きました。
「人生に克つためには、天道をつかみ、地利を握り、人心を掌握した上で、時期を読んで行動し、勢いに乗って発動することじゃ。
ご子息様は7ヶ月後から、多くの天の恩恵を受け、様々な能力を開花するようになりますぞ。
そののちに、王様が願っておられるような国を治める大きなお方になりましょう。
その波に乗るべく、まずは●●と●を調合したものを毎日服用し、
聖地である●●●●●に●月●日に一人で行くことですな。
そして内観してこの書物のこの行を声に出して読みあげ、
●時●分に床につき、翌朝は……」
書物を手渡す仙人から事細かく助言をもらった王様は、
息子にそのとおり行動させたのでした。
その結果、王様を超える帝王になり無事、国を治めるようになりました。
そして、凡人だった帝王も、国の統一はもちろん、領土の戦いや国民の安全を円滑にするために、その仙人に相談したのでした。
それと同時に、自分のような凡人が誰でも帝王に
なれる秘策を体験したことで、こう考えました。
「国民が下手に活用すれば、国が乗っ取られることもあるだろう。
これは完全に秘密にしなければならぬ」
つまり、王族以外それを実践する以前に知ることすらできなくさせたのです。
門外不出。
お城に忍び込んでまでそれを知ろうとした者は即刻
打ち首になるほど厳重に守られていました。
ですので、王族の血を継ぐ者のみ活用できるこの秘法は、
国民が知る由もありませんでした。
そうして王族一家はこの秘策を使いこなすことで全能力を開花させました。
国を統一して、一族のみそれを活用できるように極秘に封印していたのです。
また、個々人の能力向上のほか、健康を超えて老化を遅らせ、肉体を若返らせる不老長寿の方法で老年期も青年のような若々しい風貌をしておられました。
帝王の奥方様は歳を重ねるごとに心は磨かれていき、いつまでも美しく絶世の美女と語り継がれたのであります。
人生を謳歌して、その子孫ともに秘法の実践を続け、一族をより繁栄させる。
こういった伝統が、国を治める王族の常識となり、一般国民が帝王を超えられない知られざる
口外禁止の丸秘情報でもあったのです。
*
桃太郎、浦島太郎などの「むかーしむかし…」の寓話ではなく、
これは真実のお話。
実際に、現実で完全に秘密にされていることがいくつもある。
なぜなら、多くの一般人が天才をいとも簡単に超えられたら
天才は天才ではなくなるから。
多くの凡人が超人になってしまったら、国どころか
世界中が支配されてしまうから。
権力者はそれらを恐れて、実存する帝王の秘法を大衆
公開することを拒んでいるのだ。
逆に今もなお、その秘法を活用して人生を
コントロールする人も少数ながら存在するのである。
幸運なことに僕は、数年前、天才的なある仙人との出会いがきっかけでこの秘法を体得するようになったが、それにより短期間で爆発的な結果を出せるようになった。
※参照:自伝本
つまりは、国を治める方法も、人の人生を創っていく方法も極論、同じなのだ。
「国を変える」「人を変える」とクチで言っては死ぬほど行動しない人が
いつの時代も多いのだが、むしろ、人を導き、国を動かす影響力を
持つ帝王のような人物でなければ、それは不可能であろう。
「人を変えたければ、己を変えろ。人のレベルを上げたければ、己のレベルを上げろ」
成幸者の言葉、これに尽きてしまう。
だから日々レベルアップしているか否かが人生を決めるのである。
来月末の特別ツアーでは、この秘法について講義をするつもりだ。
●今回の「知・覚・動・考」
私がやってきたことのいっさいーそれは今この現在のため、
今この現在に生きてくれるように念じてなのだ。
by パブロ・ピカソ