こんにちは、川名慶彦です。
剣道は僕の人生の土台をつくった武道であり、非常に感謝しています。
夏はものすごく暑く、冬はものすごく寒い剣道の稽古
防具を身に着け、面をかぶり、小手をはめる。
竹刀という武器と自分に克つ精神だけで、心身を鍛える剣道。
夏は蒸し暑くて呼吸が荒くなって脱水状態に近づき、冬はキンキンに冷たい道着と裸足が心をシャンとさせる。
こたつに入ってミカンを頬張りながら、のんびりとテレビを眺めている人を羨ましく思うほどだ。
『道』という漢字がつく武道は剣道のほかに多くあるが、これほど心身ともに厳しい武道は少ないだろう。
それは剣道が「己と相手の2人と同時に戦わなければならない」からだ。
自分 vs 自分
一般的に竹刀で他人と対峙しているように見える剣道は、ある一定の熟練度に達すると、「本当の相手は己」ということに気づく。
「寒いしきょうは稽古行きたくないなー」
そう何度も思ったとしても、結局、己との勝負になる。
また、試合や地稽古での「斬るか斬られるか」の一瞬の判断を直感も含めて決断することも、己の心が決める。
物理的にはトップスピードの実力者になると、たった1回の『まばたき』をしている間に打たれる時もある。
逆に、それや呼吸のリズムを狙って攻めることも往々にしてある。
そのような剣道は、自分を律することにも効果的だといえる。
僕は定期的に近くにある剣道場で小学生や中学生をメインに剣道を教えているが、剣道を始めた14歳の頃を思い出しながら楽しんでいる。
小学生&中学生と稽古をした剣道動画
小学生のお子さまを持つ保護者の方が動画撮影してくれた。
まとめ
剣道は年齢も学歴も職業も性別も体格も関係なく、平等に稽古することができる。
中には事故で片腕失った人でも、片手で『上段の構え』をとって試合に出る強者もいる。
僕は攻防一体の『中段の構え』で『先々の先』が基本スタイルだが、いずれ『二刀流』も習得してみたい。
来年早々にある鏡開きでは剣道初稽古をして、その後は先生方と食事する新年会がある。
職業関係なく、『剣道』という一つの共通点があるために交流できる。
まさしく『交剣知愛』である。