人生の土台は剣道から学んだ
メジャーじゃなく、マイノリティー。
多数派より、少数派。
みんなやるようなことではないことを、やる。
「いかに少数派で生きるか」を考えていた中学生だった。
だから部活はサッカーやバスケなどではなく剣道を選んだ。(見学して直感で即決)
中学1年生から大学まで続いたので、通算10年といったところだろうか。(大学では夜間生に混ざって軽い練習と大会メインだが)
・パソコン歴9年
・スプレーアート歴7年
・断食歴5年 ← 笑
・盆栽歴1年
・着物歴1年
・電子書籍出版歴4ヶ月
……
10年も続いたのは僕の場合、剣道しかない。
それだけ、剣道から学んだことは多い。
僕の人生の土台はいわば、剣道の理念でもある『心技体』、『気剣体の一致』から成り立っているということ。
実際にやるのは簡単ではないが、心と技と体、この三位一体がバランスよく整った状態こそが真の実力を発揮できる。
本に書いた、「緊迫感がある中、自然と心身が動き、いつの間にか強敵相手に技を決めている」という、自分でも驚く現象。
そして24才の時、もしやと思い、それの応用を『スプレーアート』に当てはめてみた。
そしてそれが、『ZONE』のアートバージョンへとつながった。
「段位=実力ではない」のだが、社会人も混ざる3段以上になると生半可な剣士はいなくなる。
頭や骨が割れるように叩きのめされ、腕が上がらないくらい竹刀を振り、足の裏がマメで麻痺しても
「そんなの当然でしょ?」
という顔で向かってくる師範と真剣に竹刀を交えていた頃が懐かしい。
肉体を強くしながら精神が強靭になる武道を選んでよかったと思った。
メジャーじゃなく、マイノリティー。
多数派より、少数派。
みんなやるようなことではないことを、やる。
生き方の土台、そして道の切り拓き方は剣道から学んだ。
●今回の『知覚動考』
考えれば考えるほど
見よう見ようと
目をこらすほど
答えは見えなくなる
見つめて見えないなら
目を閉じよ
by 柳生石舟斎(剣士)