こんにちは、川名慶彦です。
ようやく3ヶ月、『大理石』を使った彫刻の作品が完成です。
高価な大理石をハンマーで砕く
「ルビーやサファイアなどの宝石をハンマーで砕いて画材にする」ということを以前やったが、今回は『彫刻』のために『大理石』を選んだ。
※過去のブログ記事を参照
立方体の大理石をコツコツとハンマーで削っていき、完成させたものは『石臼』だ。
それも、全長50cmほどある『手回し巨大石臼』を創ってしまった。
少量であれば直径20cmあれば十分な大きさなものの、「大は小を兼ねる」という考えで大きめのものを創ったはいいが、かなり大変だった。
美術の教授曰く、「これは大学生の卒業作品の大きさです」というほどの大作に。
しかしというかやはり、『スプレーアート』とはまったくジャンルが違うアートである『彫刻』は、無知で素人なのでかなり試行錯誤した。
(やっている間に彫り方をオリジナルで編み出した)
出る杭は打たれる前に、飛び出そう
大理石を最初に受け取った時、近くにいた彫刻経験者(60代女性)からこう言われた。
「3ヶ月で仕上げるなんて、あまいあまい!」
やりもしないのに完全にできると思い込んでいた彫刻初日、僕は「無謀かもしれないが、必ずやる」と心に決めた。
彫刻の教授から道具の使い方を学び、大理石を『藝術時空館』に運んでコツコツ彫り進めていった。
500gほどのハンマーでも片手で何万回と打ち続けていたら、腕は鉛のように重くなる。
それをノミ(鉄の杭)で抑える片手は振動でしびれ、握力がなくなっていく。
ノミにジャストミートせず、左手の甲に思い切りハンマーで打ってしまうことも多々あった。
三無をぶっ壊せ
よく批判する言葉に「やっても無理だよ」「それは無駄だよ」「無謀すぎる」がある。
これを『三無』と(勝手に)呼んでる。
この『三無』によって、夢・目標に向かって進む人のモチベーションを下げ、邪魔している。
あまりにも、もったいない。
なぜ、多くの人は批判の雨を受けると、行動をストップしてしまうのだろうか。
実際問題、批判した本人は、自分の発言に責任がないのにもかかわらず。
近しい人だろうが見知らぬ人だろうが結局のところ、他人なのだから人生を強制して曲げることなどできないのだ。
なので、何かにチャレンジする人がいたらただ「応援すること」を選択すればいいのに、「批判の言葉で邪魔すること」を選んでしまう人が多すぎる。
人生を大きく変える『進学』や『起業』を目標にしている10~30代の人が成功するか否かは、『心構え』によって決まる。
ようは、「批判を真に受けず、プラスの原動力に変えて、自分を信じ切る」というマインドセットを持つということ。
邪魔な言葉を飲んでいたら、成功への道を歩む過程でつまずく『石ころ』を増やすことになる。
そんな石ころは蹴り飛ばせばいいのだが、メンタルが弱い人は簡単につまずいてケガしてしまう。
もちろん、彫刻初日に批判してきたおばさんたちには、「2ヶ月で完成」という無言の結果で蹴り飛ばした。
(結局、無理だと言ってしまったことを本当にやってしまう人がいたら手のひらを返すように完成品を見て褒めてくるので、石ころどころかゴミでしかない)
まとめ
チャレンジする者と、チャレンジしない者。
応援する者と、批判する者。
その小さな差の積み重ねで、大きな差が生まれる。