お茶で1日がスタートする、川名慶彦です。

今年4月からCMとしてテレビに流れる予定のデモ動画は一般公開できないので、対面でお会いした人に見せています。

 

なぜ、お茶を飲み続けるのか?

 

「アーティストとしてレベルを上げるためには、どうすればいいのだろうか?」

この問いに向き合わざるを得なかった20代、あらゆることを考えては試行錯誤していった。

 

その中の一つのツールとして僕は、お茶の世界に足を踏み入れることになった。(あくまで自分のために)

 

幼少期に母が淹れていた一般的な紅茶の概念しかなかったが、とある御縁で本格的な紅茶に出合い、いつの間にか自分で毎日「お茶を点てる」ことを続けていた。

 

茶葉の種類はインドの紅茶はもちろん、中国茶・台湾茶・ネパール茶・韓国茶など様々なものを試飲しては効能を感じてきた。

 

 

セレブたちの優雅なティータイム

 

ヨーロッパのお金持ちの主婦たちは、午後、『アフタヌーンティー』と称したお茶会を楽しんでいる。

 

端的に言うと、「お金も時間も持て余している自由な私、すごいでしょ」というある意味お金持ちのステータスのような行為にも思われるアフタヌーンティー。

 

それが派生して日本でもお茶会が開催されるようになったようだが、僕はセレブリティを感じたくてお茶を飲んでいるわけではない。

 

「アーティストとしてレベルを上げるためには、どうすればいいのだろうか?」

この問いに応えられるものが、お茶の世界にあることを確信して、一つのツールとして捉えている。

 

それがもし、ビールやウイスキーなどお酒で応えられるのであれば、毎日かなりの量を飲んでいると思う。

 

「これを取り入れることで、後々、どう活きてくるか」

 

そう考えながら、お茶以外のことも取り入れてアートという創造物を創る想像能力を磨いている。

 

 

水・茶葉・人の三位一体

 

約4年間、お茶を淹れ飲み続けてきた。

そこで分かったことは、「淹れる人によって完成度が異なる」という点だ。

 

同じ茶葉を使い、同じ温度のお湯でお茶を淹れたとしても、茶器に淹れる人が違えば、美味しさも香りも効能も変わってくるということ。

 

それはいわばその人の『精神』が投影されるわけで、「お茶に心が宿る」と表現すべきだろうか。

 

水のレベル、茶葉のレベル、人のレベルの平均値が、最終的に飲んでもらうお茶の完成度に関わってくる。

 

これが理解できると、どこにでも売っているお茶はここで説明しているお茶ではなく、濃度をかなり薄めた水に近い飲みものだということに気づく。

 

本格的な茶道をやられている人でも、このことに気づいて実践している人は僅かしかいない。

 

 

まとめ

 

お茶は形式、つまり、『やり方』という技術面だけ習得できれば完成するわけではない。

 

茶道では確かに形式から教えるが、それは『やり方』よりも根本的にある大事なものをスムーズに体現できるようにするための、第一ステップである。

 

教わりにくる人に合わせて教え、その人の人生が少しでも好転すればいいと考えている。

 

そのキッカケになれば、この上なく嬉しい。

 

何はともあれ、人生を楽しく、理想を現実にできることにつながればどんなツールを活用しても良い。

 

そこに形式が必要であればそれを遵守し、個性が必要であればそれを発揮すればいいだけである。

 

そしてきょうも、心を満たしながらお茶で始まり、お茶で終わる。

 

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