昔から赤ちゃんと老人に好かれる、川名慶彦です。

 

ピンピンコロリでスットントン

 

真っ青な空に浮かぶ様々な形の雲に向かって、蝋梅が満開に咲き誇る姿を眺めながら、雪が残る山々を美しく思う。

 

自然の景色から人生を悟るような15名ほどの健康な高齢者の男女集団。

 

今回、3度目となるこの会(ピンコロクラブ)に参加させていただいた。

 

 

 

生き様が物語る

 

昨年から数ヶ月に1度、交流させていただいているが、年齢が大きく離れた僕に75~80才の紳士淑女は歩きながらいろんなエピソードを聞かせてくれる。

 

そのような人生を謳歌してきた者たちの生き様を、自分たちで本にまとめたということを知った時は心が踊った。

 

そして今回の参加で、人生の大先輩方の軌跡が詰まった1冊の分厚い本を手渡された。

 

辞書のようなページ数とハードカバーのこの本は、「皆さんが執筆・制作した自費出版で完成されている」ため、店頭には置いていない『非売品』の本である。

※自費出版は軽く100~300万円ほどはかかる

 

コスト的には1冊5,000円でも安いくらいだと思うが、この会に招待してくださったGさんの御縁があり、『謹呈』ということで有り難く読ませていただくことになった。

 

 

 

人を本質の核を見極められる超人

 

この非売品の本を読破して真っ先に思ったことは、「自分の信念を貫く生き方は間違っていなかった」と確信したことだ。

 

「心身ともに健康体でいることが人生の土台である」と10代で見切った僕は、単に健康を超えた「能力の限界を突破する心身づくり」を試行錯誤して構築していた。

 

それが、「理想を現実化すること」「願望成就させること」にリンクさせ、少数派の人生を謳歌することつながっていた。

 

そういった老成した思想が、この本に出てくる御高齢の皆さんと交流していて伝わったようである。

(本の最後に僕も一緒に映っている写真が掲載されていたことには驚いた)

 

中国で出会って4日間いろんな話を交わし、意気投合した80才近いGさんという紳士との御縁で、このピンコロクラブに足を運ぶようになった流れに感謝したい。

 

Gさんの学生時代から親しい50年来の同志たちを、自分の子どもよりも年下の若造を仲間に入れてくれることになったのは、Gさん含め皆さんの人間力の深さからきている。

 

はっきり言って、皆さん、ただの老人ではない。

 

腰が曲がり、杖をついて、ゆっくり前進する老人の姿とはあまりにも程遠い。

 

口調も行動も足腰も、尋常ではないパワフルな心身がある。

 

また、それをベースとして非常に濃い人生を歩んでこられた老人たちは、人の本質を突く眼・核心を見極める眼・心を観る眼を持っているのだろうと思う。

 

このメンバー内でも総合的にずば抜けた能力と人間力を持つGさんを、僕は誰よりもリスペクトしている。

 

 

まとめ

 

大自然に囲まれて、人生を悟った人と、自然の美の感動を共有する。

 

それが可能な精神年齢が高い人に、人生で何人出会えるのだろうか。

 

 

「●日の●時に●●に集合」というメールを受信して、当日の参加できる人は参加する。

 

75~80才で編成されるこのクラブのメンバーは、『死』を意識する生き方を真っ向から遂行することで、誰よりも人生を謳歌していると思える。

 

僕もこの方々のような、「あらゆることを深く広く掘り下げ、人生を楽しめる超人的で健康体を維持する老人」になっていきたい。

 

そう思わざるをえなかった濃密な1日だった。

 

 

おまけ

 

ピンコロクラブ 1st season

ピンコロクラブ 2nd season

 

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